恨みま~す、恨みま~す、
あたし優しくなんかないもの~♪
という中島みゆきさんの歌を
よく聴いていた、
悟学(さとりがく)の澤田です、

御愛出当御財増
(おめでとうございます)
↑ 挨拶です。

 

あの人のせいで、
こんなことになってしまった

あんなことさえなければ、
こんな不幸な人生ではなかった

自分が幸せになれないのは、
あの人のせいだ

と思うことは、
大なり小なりあると思います。

特に、不可逆的なことが
起こってしまったときには、
恨まずにはいられないことも
あるのではないでしょうか。

でも、それを持ち続けるのって、
本当に辛いことですよね。

今回の内容はそんな「恨み」を
少しでも手放してもらえたら
善いなと思ってお伝えしますね。

そのために必要なことは、

軸をかえる

ということです。

以前、私の接骨院に
20年間むち打ちで悩んでいる
山田さん(仮称)が
来院されました。

山田さんは、
車に乗っていて
停車していたところに、
後ろから車が突っ込んで
きたそうです。

それ以降、首が痛くて
少ししか動かせなくなって
いました

20年間という長い年月をかけて
何十カ所も病院や治療院を
訪れたそうです。

しかし、山田さんの首は
善くならなかった
ということです。

「あの運転手さえ
突っ込んでこなければ・・・」
という恨みを
持ち続けていたのです。

しかし、ある恨みを手放した途端
首が今までより動くように
なりました。

どうしたかと言いますと・・・

相手軸を自分軸にかえた

のです。

話を要約してみました。

山田さん「あいつのせいで
20年間首が痛いし、
まともに仕事もできなかった」

私「そうですよね。
現実的にはその人がいなければ、
こうはなっていないですよね。
でもそれは、山田さんが選んだ
というように考えてください。」

山田さん「そんなの無理です。
私は止まっていただけなのに」

私「でも
その場所を選んで止まったのは
山田さんですよね」

山田さん「いいえ、
私は助手席だったので、
運転手がその場所に
止まったのです」

私「では、
その助手席に乗ったのは
山田さんですよね」

山田さん
「それはそうですが・・・」

と、そこから30分以上は、
納得されずに
あーだこーだと言われてました。

もちろん氣持ちは、
よ~く解ります。

しかし、
それでは首は治りません。

私「山田さんの首の痛みの
一番の原因は
納得出来ないことがあったから
なんですよ」

山田さん「そうです。
私は納得ができないことは
許せないんです」

と言われました。

私があれこれ聴いていくうちに、
事故を起こす前に奥さんとの間に
納得がいかないことがあった
ことを話してくれました。

そして、
いろいろ話をしていくうちに、
それは自分にも原因があった
ということを、
山田さんが認めだしたのです。

奥さんとのことを
話し終わろうとしたときに、

山田さんが・・・

「あれっ?首が楽になっている」
と言って、
首を動かし始めたのです。

結果その場で、山田さんの首は
半分以上楽になったと
言ってました。

結局、山田さんが恨んでいたのは
車をぶつけてきた相手ではなく、
奥深くに奥さんに対する恨みが
あったのです。

それに氣づけて、
奥さんを恨む氣持ちが顕在化して

「自分にも否があったから、
もういいや」と思えたときに、
首の症状が快方に
向かいだしたのです。

このように、

相手に対して恨んでいることを、
自分に目を向け
自分をかえていくことで、
恨みを手放すことが
できるのです。

恨=心+艮

艮=そむく、さからう

心にそむいたり、逆らっていると
恨むことや恨まれることに
なります。

心の声を聴いて、
心に従って自分や相手を許して
いきましょう。

トラウマなど、自分の意思で
どうにもならなかったこともある
とは思いますが、

過去軸で生きるのではなく、
未来軸で生きては
いかがでしょうか?

「あのときこうだったから、
仕方がない」という生き方
ではなく、
「あのときこうだったから、
今後はこう生きる!」と。

まとめると

相手軸ではなく
自分軸で自分をかえていくことを
考える。

過去軸ではなく未来軸で考えて、
今からをどう生きるかに
焦点を当てる。

相手を許し、
自分を許しましょう。

心の声を聴いて過ごしましょう。

では今すぐ、
恨んでいることを紙に書き出して
自分が何を学ぶ必要があったかを
書き出してみましょう。

そして、
その学びを今からどうやって
活かしていくかを
考えてみてください。

最初は辛いかも知れませんが、
山田さんのように身体や氣持ちが
軽くなっていきますよ。

今日も
長い文章を読んでいただいて、

本当に御御氣担(おおきに)
でした。

また、次の記事を楽しみに
していてください。

悟学(さとりがく)の澤田でした。